お子様のマスク着用についてお願い

2020年夏、熱中症や窒息の恐れのあることから日常生活では2歳未満の子供にはマスク着用を推奨しない、という小児科学会の提言がありましたが、一方で、医療機関は、乳幼児の診療にあたっては「全ての小児の外来診療に対して、新型コロナウイルス感染症を疑う対策をする必要がある」という、注意喚起をされています。

乳幼児は、・手指衛生や咳エチケット等の衛生行動習慣が身についていない ・様々な物に触れる ・泣く ・自らの症状を訴えることができないので感染リスクを臨床情報から推定することが困難である などの特性があるためです。
また、小児の COVID-19感染者の多くは軽症又は無症状であるとも言われています。

当院は、乳幼児の患者様と同時に、感染症により重症化しやすい高齢の方や持病をお持ちの方にも多く来院いただいております。
これらの事情により、院内に入る方は全員、乳幼児も含めて全ての年齢の方にマスク着用をお願いしております。
2歳未満の年齢に限らず、お子様のマスク着用は保護者の方の見守りの上、お願いいたします。
咳のある場合、号泣などで飛沫飛散の恐れが大きい場合は特に気をつけて着用していただきたいと思います。
マスクを忘れた方には当院でマスクをお渡ししますので、受付にお声かけください。

もちろん感染予防対策はマスクだけではありませんので、どうしてもマスク着用できないお子様は、3密を避け人との距離を保つ、こまめな手指消毒 等で感染拡大防止にご協力いただきます。
具体的な対策としては、
*院外(車の中など)で待機する
*こまめに手指を清潔にする
*院内では保護者の方が抱っこして動き回らないようにする
(抱っこは対面で、飛沫が広がらないように)
*他の患者様と適切な距離を保つ
*咳ある時、泣いたり会話する時は口にハンカチを当てる等で飛沫の飛散を防ぐ
などがあります。不明点などありましたら遠慮なく当院スタッフにご相談下さい。

院内感染を予防し、全ての患者様に安心して通院していただくために、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。